家庭内暴力(Domestic Violence)の認識(夫婦間または同棲カップル間をさす。)
家庭内暴力(D.V.)は肉体に受ける暴力でだけではありません。
夫婦、内縁関係の男女間での暴力は近年増え、暴力による後遺症は長く続き、時には命にも関わる影響を及ぼします。DVのパターンをこわすのは著しく困難です。長期の覚悟と勇気、計画と回りの人たちの援助が必要です。(多くの場合女性が被害者です。)
米国の人間と健康の福祉によるとDVとは暴力的で威圧的な行動で一個人の大人がパートナーの相手にたいしてコントロールと圧倒的なパワーを得ることだと定義ずけています。
これらは肉体的、性的な虐待に限らず、精神的な虐待も含めます。これらの虐待は皆、健康を破壊する問題の原因にもなります
DVの最初の兆候
多くの場合の被害者は女性ですが、被害者の女性が始めから、故意的に虐待するパートナーを選ぶわけではありません。
実際に、多くの虐待者は好意的でチャーミングで多くの人から好かれるような人が少なくありません。
でも家庭内では変わります。虐待される女性も最初は愕然とします。身近な友達、他の近親、仕事仲間もそういう面は知りません。彼女たちは、自分とパートナーとの関係を御伽噺から出てきた、最高のロマンチックなものと思い込んでいますから、虐待されているという現実は受け入れられません。虐待する側はコントロールの力を得るために、最初は女性が言うこと、行動に口を出したがります。一つ一つの、言動、行動、来ている服装なども批判します。女性が心から悲しく傷つくようなことをもっともらしく批判します(例えば女性が母親失格である等)最愛の人から傷つく言葉を言われると、愕然と女性は落胆しますが長い間、このようなパターンが続くと、言われたことに対する感覚も麻痺して、あげくのはてには虐待的な言動を受け入れ、自分が言われるようなひどい人間だと自分に対する自身を失い自分を恥ずかしいと思うようにまでなってしまいます。それでも他に頼る人も希望もないが故、現実の関係を続けなければという義務感で関係が続いてしまいます。(虐待の被害者であり、ミネアポリスの虐待の被害者を守るシェルターのディレクターのスーザン、ネイスの証言参考)
コントロールとパワー
パートナー間の虐待の根源にはコントロールとパワーの問題があります。虐待する側は相手に対して絶対的なコントロールとパワーを恐怖と脅しによって勝ち得ようとする行動です。
虐待の手段は必ずしも肉体的な暴力だけではありません。精神的な脅しも同じくらい効果を表します。
例えは、“どこに逃げても見つけ出して殺してやる、お前を助けたやつも同じようにする”など恐怖を与えて打ちのめします。虐待者はいろいろな利口な手段でコントロールを勝ち得ようとします。
虐待者は常に辛らつにパートナーを批判し、罵倒します。家計をコントロールします。お金を渡しません。彼女の衣服、行動、人間関係まで指図します。心理的な作戦も使います。彼女の性格を
“超過敏症、ヒステリック、精神的におかしいなど”といって表現します。
パートナーを肉親や友達から遠ざけ孤立させます。仕事をさせないなど社会的にも切り離して孤立させます。時には彼女に対する病的な嫉妬を表します。浮気の妄想を押し付けたりします。
そうしているうちに女性は社会から完全に一人になってしまい。何が普通の関係化さえもわからなくなります。自分を助けてくれる人たちとも疎遠になってしまい、救われる道も遠くなってしまいます。
虐待者が暴力など振るった後、やさしくなったり、謝罪すると短い落ち着いたような日々もあるので、被害者は自分が本当に虐待されているパターンに気がつくのに長い時間が要することもあります。以上
(ハーバードメディカル・女性の健康専門科・ケンブリッジの内科医のメーガン、がーバーのコメント)
パートナー間の虐待と健康問題
パートナーによる女性への虐待は女性の肉体的、精神的に健康を著しく害します。
極端にはパートナーからの虐待によって慢性の鬱病からの自殺、パートナーによる殺人も少なくありません。長期の緊張、ストレスは慢性の病気を作ります。虐待の被害者は精神病と薬物の中毒になりやすいというデーターも出ています。
近年の調べでは虐待されている女性の47.6%はうつ病、63.8%は恐怖の後遺症18.5%はアルコール中毒、8.9%薬中毒、7.9%は自殺 というリサーチが出ています。
虐待からの脱出
虐待の関係から脱出するには一回の試みではむりです。通常女性は何回も脱出しようと試みます。
一人になったときの恐怖、分かれたほうが自分が幸せになるとわかっていてもパートナーに対する情、子供の心配、分かれたあとの経済的自立の問題などで思い悩みます。
平均5回めの試みでやっとパートナーと永久的に別れることに成功する統計が出ています。周りのサポートが一番大切です。ですが虐待されやすい女性は周りのサポートを受け入れることが苦手な人がたくさんいます。虐待者は彼女のコンピューターメイルなどを手がかりに探してきます。虐待者がそれらの手がかりを探せないよう、近くの図書館、友達の家のコンピューターなどで脱出の準備の資料集めをしたほうが懸命でしょう。
子供に関する配慮
毎年10億の子供達は親、または世話をしている人が虐待されている現場を目撃しています。沢山の女性は子供自身の生活が乱されないように虐待されないようにという理由で甘んじて虐待の関係をつずけている人もいます。しかし、その子供たちは大人になって虐待という行動の認識が判断できないように育ってしまいます。大人になって鬱病になったり後遺症が出ます。また自分たちのパートナーの関係でも虐待する側かまたはその被害者になる可能性が高いのです。
専門家はもし虐待者から逃れるために家を出るのであれば、必ず子供も連れて行くようにアドバイスします。いったん出てしまってからは子供を捨てたとみなされ、もし虐待者が子供の父親であっても子供の親権を取り戻すのは非常に困難だからです。
米国の虐待被害者の保護ための連絡先・ウェブサイト
National Domestic Violence Hotline
800-799-7233(toll free) 800-787-3224(for the hearing impaired : toll free)
National Sexual Assault Hotline
800-656-4673 (toll free)
National women’s health Information center “violence against women”
Womenshealth.gov/violence/domestic
800-994-9662 (toll free)
United Way First Call for Help
800-231-4377 (toll free)
コメント
特に日本の女性には難しい問題だと思います。日本の長い歴史の中で日本女性が男性に仕える文化を美徳とする社会で育ってきました。男性中心の社会で女性自身がなにを本当に望んでいるのか、何が自分に幸せなのか認識することが大事なのではと思います。自分に自身を持つことも。。。長所、才能のない人などこの世にはいないと思いますから。。。。
まゆみ